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2020年12月13日 (日)

1973年の日本の鉄道(6) - 快速「白い砂」「青い海」

以前にも触れましたが、1972年の東京地下駅開業後、房総の夏ダイヤでは多数の臨時快速が設定され、内房は「青い海」、外房は「白い砂」と名付けられていました。
1972年の時点では、まだ両国発の快速も設定されていましたが、おそらくこの年から快速は東京発、急行は両国または新宿発と整理されたと記憶しています。
前年の両国発の快速にはATC付きではない113系も使われていましたが、おそらくこの年には十分な数のATC付113系が増備されたのだと思います。

 

5_01

千葉駅に到着する「白い砂」です。
当時は全国的にヘッドマークが付けられない優等列車が多数派だったのですが、千葉管内ではヘッドマーク付が標準でした。
「青い海」と「白い砂」も、この前年は運転室内の助手席側に小型のプレートがぶら下げてあっただけでしたが、この年からこのような正規のヘッドマークが取り付けられました。

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5_03

当時の「青い海」と「白い砂」には立ち客が出るほどの利用客が乗っていました。冷房車はこの年の増備車からでしたから、まだほとんどは非冷房車で、このように窓を全開にして走っていました。

 

5_02

こちらも千葉駅に到着する「青い海」です。

 

5_06_1988

その後、「青い海」と「白い砂」の運転本数は徐々に減ってゆき1989年が最後だったらしく、90年代半ばには房総の夏ダイヤも実施されなくなりました。
その最終盤の1988年に撮影した「青い海」です。ヘッドマークの形も80年代のものに変わっています。

 

5_11z

千葉の113系が引退する直前の2010年にリバイバル列車として運転された「白い砂」です。80年代の形状に70年代のデザインのヘッドマークをつけて運転されました。
この後、2013年にもスカ色の115系を使ったリバイバル「白い砂」が運転されたようです。

(7)では、この年に登場したサロ113を紹介します。

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コメント

Railways in the UAE & the World 管理者様

初めてご連絡いたします。
BSフジにて「鉄道伝説」という番組を制作しております、サリーシンプソン合資会社の砂崎と申します。

突然のご連絡となり大変申し訳ございません。
この度、4月放送開始予定の新シーズンの「鉄道伝説」にて、「国鉄111系(113系)」を扱う企画を検討しております。

番組HP:https://www.bsfuji.tv/tetsudo_densetsu/

番組内で使用する113系 房総の臨時快速「白い砂」「青い海」のお写真を探しておりましたところ、こちらのブログを拝見し、ご連絡をいたしました。

つきましては、こちらの記事に掲載されております、113系「白い砂」と113系「青い海」の写真を番組にて使用させていただきたく存じます。

1973年の日本の鉄道(6) - 快速「白い砂」「青い海」
2020年12月13日 (日)
http://rail-in-uae.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-3d071f.html

ブログ掲載の 上から
・千葉駅に到着する「白い砂」 のお写真
・当時の「青い海」と「白い砂」には立ち客が出るほどの利用客が乗っていました。 のお写真
・千葉駅に到着する「青い海」のお写真
計3枚のお写真を番組にて使用させていただきたく存じます。


また、番組放送後に同内容にてデアゴスティーニジャパン様よりDVDの発売が決まっておりまして、二次利用につきましてもご確認いただけましたら幸いです。

お忙しいところ恐れ入りますが、ご検討頂けますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。

砂崎

サリー・シンプソン合資会社
砂崎 愛梨香
Mail:erikasunazaki0918@gmail.com

投稿: BSフジ「鉄道伝説」制作会社の砂崎です | 2023年2月15日 (水) 14時32分

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