日帰りドーハ旅(3) ドーハ・メトロ乗り潰し
ドーハの鉄道乗り潰しの旅。
ドーハメトロの様子を紹介します。
先に書いたように、ドーハメトロはほとんどが地下で、明かり区間はわずか。地下駅ではないのは、レッドラインの南側の3駅と北側の2駅、グリーンラインの終点だけです。
ですから、こういう写真を撮れる場所も限られています。
車両はドバイメトロの1次車と同じ近畿車輛製です。色使いはドバイメトロに比べたら地味という印象でしょうか。また窓がかなり小さいという違いがあります。
グリーンラインの終点、Al Riffa駅はMall of Qatarに隣接しています。またW杯の会場にもなったAl Rayyanスタジアムの最寄駅でもあります。
ちなみに、グリーンラインの都心部の終点は、Al Mansoura駅ですが、3つの路線が集まりネットワークの中心駅となっているMsheireb駅で運転系統は分割されており、Msheireb駅とAl Mansoura駅の1駅間は、常時1本の列車で折り返し運転を行なっているようです。
レッドラインの北側、終点の一つ手前にあるQatar University駅付近から東側、Al Maha Islandのビル群を眺めます。
同じくQatar University駅付近からWest Bayエリアの高層ビル群が見えます。ドバイと異なり、このように遠目にしか見えないのがちょっと残念です。
レッドラインの終点Lusail駅近くでは、線路は道路の中央分離帯部分に設置された地上区間になります。
半地下のLusail駅。外からの光が入って少し明るいですが、ホームのデザインは他の地下駅と共通です。
レッドラインの南端駅にあたるAl Wakra駅です。ホームを覆う建物のデザインも、ほぼ共通のようです。そして地下駅は島式ホーム、地上駅はLusail駅以外は対向式ホームという違いがありました。これもどういった理由かよくわかりませんでした。
Msheireb駅は、乗り換え駅ということで装飾も少し凝っています。乗り換え駅ではできるだけ対面で乗り換えられるように配線の工夫がなされています。
ただそのために、この駅で系統が分割されているグリーンラインについては、通しで乗ろうと思うと、階段(エスカレーター)を上り下りして隣のホームに行かなければなりません。この系統分割がなされている理由は、おそらくAl Mansoura駅までの一駅間は、現在単線しか走れない状況なのではないか、と推察しています。
Msheireb駅の改札口とコンコースです。改札外がちょっとした商店街になっているようでした。
ドーハメトロは、ドバイメトロと同じ近車製の車両を使った無人運転メトロということで、システムは同じようなものなのかもしれませんが、正直言って、ワールドカップ輸送だけを考えて作られたメトロに見えてなりません。
全線で76kmなのに駅数は37というのはかなり少なめで(ドバイメトロは90kmに対して53駅)、特に郊外に出ると駅間がかなり長くなります。今後、ドーハが発展して内陸部の人口が増えたとしても、地下区間では駅の増設が難しそうです。
ドーハの都心部は多くの高層ビルが立ち並ぶ近代都市ですし、伝統的な意匠も取り入れた博物館などが複数あるなど、それなりに見どころのある街だと思いますが、残念ながらドーハメトロは全て地下を通り抜けてしまい、地上に出てからは、まだまだ開発が進んでいない広大な空き地ばかり目につく、といった状況。
また、ドバイメトロに比べると窓が小さく、また地下駅のデザインが画一的なものである上にフルスクリーンホームドアのガラスの色が濃く、どこを走っているのかもわかりにくいという点も気になりました。
ドーハは「世界一退屈な街」とも呼ばれていますが、メトロをできるだけ高架鉄道にして、もっと街を見せるようにしたら、その評判も少しは変わったのではないかと思います。
そういう意味で、大きなチャンスを逃した、ちょっと残念なメトロという気がしてなりません。
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