90年代の日本の鉄道

2024年7月16日 (火)

2024年夏の日本旅(13)北海道の旅ー帯広周辺の鉄道遺構

タウシュベツ川橋梁ツアーの後、帯広空港から乗る飛行機まで時間があったので、帯広周辺の鉄道遺構も訪ねて見ました。

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十勝平野の北西エリアには、かつて新得駅を起点に北海道拓殖鉄道の路線が敷かれており(1968年廃線)、その中心地であった鹿追町には、同鉄道で使われていた8600形蒸気機関車が保存されています。然別湖から20分ほどで着くことができました。

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おそらく旧国鉄の8620形と同形式だと思いますが、煙突前に給水温め機がないのでちょっと違和感があります。大きなスノープラウも目を惹きます。

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この辺りで最も有名な鉄道遺構であろう幸福駅は、帯広空港のすぐそばということもあり、今でも訪れる人が絶えないようです。
この日も、売店が閉まる直前の時間帯だったのですが、外国人観光客が乗った大型バスが到着していました。

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2024年7月12日 (金)

2024年夏の日本旅(12)北海道の旅ー旧士幌線の遺構

タウシュベツ川橋梁ツアーの後半は、第5音更川橋梁と幌加駅跡です。

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第5音更川橋梁は、幌加駅十勝三股駅の間にあった橋梁で、車内から見ただけでしたが、こちらはタウシュベツ川橋梁と同時期の建設であるにもかかわらず、しっかり残っていました。
ただ、橋脚の下の方のコンクリートは削られており、やはりこの部分は水に浸かったり空気中に露出したりを繰り返しているので劣化が進んでいるとのことです。

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糠平駅と十勝三股駅の間は1978年にバス代行に切り替えられ、中間駅であった幌加駅もこの時点で使われなくなりました。
廃線後、十勝三股駅などは設備が撤去されたようですが、幌加駅に関しては線路がそのまま残されたらしく、それが現在では観光資源として活用されることとなっています。

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このような看板が整備されて、幌加駅の沿革が説明されています。私が初めて士幌線を訪ねたのは1982年のことで、すでにバス代行になっていましたから、この幌加駅は自分にとっても今回が初めての訪問となりました。

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2024年7月10日 (水)

2024年夏の日本旅(11)北海道の旅ータウシュベツ川橋梁

タウシュベツ川橋梁は今では全国区で知られている鉄道遺構ですが、32年前にこのすぐ近くを通った時は、まだ誰も注目していなかったと思います。

同橋梁は、国鉄の士幌線が昭和14年に十勝三股まで開業した際に建設された11連のアーチを持つコンクリート橋で、その後糠平ダムの建設により糠平と幌加の間が水没することになって、昭和30年に新線切り替えによって使用されなくなりました。

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橋がかかっている位置が、ちょうど糠平湖の水位の上下に伴って水没したり、水面上に現れたりするので、「幻の橋」などとも呼ばれ、2008年のフルムーンパスの広告に使われたことから、一気に知られるようになったとのこと。
そして、水没したり水面上に現れたりを繰り返しているため、コンクリートの劣化が早く、現在ではかなり崩壊が進んでいます。
橋として連続した形で見られるのはあとわずかと言われており、それもあって今回の帰国休暇のメインイベントに選びました。

橋を見に行くにあたり、糠平湖の対岸の展望台から見るのであれば誰でも簡単に見られるのですが、近くから見ようと思ったら「ひがし大雪自然ガイドセンター」というNPO法人が開催しているガイドツアーに参加するか、橋に続く林道へのを上士幌町にある道の駅「かみしほろ」で借りて(1日15組限定)自力で行くか、となりますが、私たちはガイドツアーに参加することにしました。

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「ひがし大雪自然ガイドセンター」は糠平の集落の中にあり、午前9時出発のツアーでしたので、集合は8時50分。上士幌温泉を8時に出発していたので、8時半頃には到着していました。
受付を済ませて長靴を借り、ツアーの説明を聞いてから出発となります。この日は天気がよく暑くなりそうなので、十分に水を用意しておくようにとの注意がありました。
ただこの時、ガイドの方が「ドバイから来られた方にはなんてことない暑さかもしれませんが」とおっしゃってましたが、私自身はUAEから参加とは知らせていなかったはず。受付でも日本の住所を書きましたし。

だとすると、たった20名ちょっとのツアーに2組もUAEからの参加者がいたということなのでしょうか?

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タウシュベツ川橋梁は糠平湖の東側ですが、道路があるのは西側。車で湖の北端を回り込み、普段は鍵がかかっているゲートを開けて、林道を進みます。

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2024年7月 8日 (月)

2024年夏の日本旅(10)北海道の旅ー狩勝峠・旧新内駅跡

狩勝峠は昔から日本三大車窓の一つとされるくらい、雄大な眺めが見られる区間として知られていました。
1966年に根室本線が新線に切り替えられた後、旧線にあった新内駅の周辺は狩勝高原園地として整備され、また近くにサホロリゾートも開設されたこともあり、それなりに人が集まって来ているようです。

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その新内駅跡には9600形蒸気機関車20系客車3両(ナハネ20、ナロネ21、ナロネ22)が静態保存されています。20系客車はかつては列車ホテルとして利用されていましたが、現在は通常の営業は行なっていないようです。

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また、保存車両の横にもレールが敷かれ、そこをEF65や80系気動車を模したミニ列車で走れるようになっています。ちなみに、このEF65のヘッドマークが「さくら」なのは、やはりかつてナロネ22を連結していた列車だからでしょうか。保存車の横サボにもやはり「さくら」が提示されていました。

 

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ナロネ22は1人用個室ルーメットを備えるA寝台車ですが、現在ではこの新内駅の車両が同形式唯一の保存車となっています(ナロネ21はナハ21改造車が他にも現存)。

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こちらは32年前、まだ列車ホテルが営業していた頃のナロネ22です。

1966年に切り替えられた狩勝峠の「新線」も、新狩勝トンネル内の上落合信号所から落合駅までの間(さらには富良野駅までの間)が、今年の3月で廃線になってしまいました。

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2024年7月 7日 (日)

2024年夏の日本旅(9)北海道の旅ー富良野

今回の日本旅のメインイベントは、タウシュベツ川橋梁の訪問でした。
今年で見納めになりそうなものを考えて、立山のトロリーバスか、橋がつながっているタウシュベツ川橋梁かと迷ったのですが、立山のトロリーバスは以前に乗っているのに対し、タウシュベツ川橋梁はまだ見たことがないので、そちらを選ぶことにしました。
また、北海道は32年前の6月に新婚旅行で訪ねた地であり、何ヶ所か以前と同じところで写真が撮れればとも思い、家内と二人で出かけました。

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最初に訪れたのは富良野。
富良野の有名観光スポットとなったファーム富田には、この日も多くの観光客が集まっていました。写真はファーム富田のラベンダー畑越しに見下ろした、その名も「ラベンダー畑」駅に停車中のトロッコ列車です。

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こちらの32年前の富良野線のキハ54形。当時はまだファーム富田はそこまで多くの観光客が集まってくるという感じではありませんでしたし、ラベンダー畑も小規模で、6月の下旬にはまだほとんど咲いていませんでした。

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大雪山系をバックに走る富良野線の普通列車です。ふらのワインハウスから撮った写真です。

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2015年4月18日 (土)

桜と鉄道(2) 船橋・千葉

突発的に始めた桜シリーズその2は京成と千葉都市モノレールです。
 

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京成西船付近を走る、京急1000系。この時は千葉急行にリースされていたので青地に白帯で、京成線内を走っていました。
千葉急行へのリースでしたが、千葉急行に入らない京成線内運用にも入っていました。

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